レンズの話を少し。
私は作業スピードやデータの数を要する仕事時以外では(時にはスピードを要する仕事でも)、撮影の9割を単焦点で撮っています。
35mm(EF35mm F1.4L II )、50mm(f1.2L
)、85mm(F1.4L IS)、135mm(F2.0L)...これらを使い分けていますが、スタジオもロケもライブなどで撮影ポジションが動けない場合も、できる限り単焦点です。
利便性を優先させなければいけない場合は24−70F2.8や、尺によってそれぞれの長さの望遠やテレコン使用の場合も当然ありますが、慣れといいますか、望遠がいつまでも好みではなくて...
超広角で煽るように撮ると歪みで手足が伸びるので好む方がいますが、私は不自然差を感じるので好きではないです。フィッシュアイも苦手です。
とはいいつつ、近年は機材にこだわらずにどこまで美しく撮るか?という課題を自分に課せてもいるので、たとえ望遠でも、極端な話をすればチェキとか写ルンですでもいいや、みたいな気分でもあるのですが...

単焦点の使用時のポイントはそう多くはないのですが、私なりに書くと、各レンズの長さや特性は使っているうちに体が覚えて来るので、使用したいレンズを瞬時に頭で切り替える事(同時に焦点距離を測ってるので体も動きます)、必ずその現場で一番のスイートスポットを見つける事、導線確保、ロケやステージ撮影時の複数使用の際は、レンズ交換の場所を予め定めておいて「十分に注意」を「瞬間で」行うこと(じゃないと泣くのは自分)、複数使用の際は当然ですが持ち運びで重いのを覚悟...
こんなところです。当たり前の事ばかりですが、どれも大切です。
それから、レンズは決して明るければいいと言うわけでもないのですが、絞ることはいくらでも出来るので、所有するにあたり、明るいに越したことはないです。貴方がスタジオでしか撮らない、ストロボ撮影しかしないと言う場合を除き、大口径に越した事はないと思います。日中でもフィルターなどを使えばどうとでもなります。

それと、これだけはと言えるとすれば、「開放が良い」、「一段絞ると良い」など、様々な意見が飛び交っていると思うのですが、情報を見たまま聞いたままを信じ込むと絶対に良い写真は撮れないです。最初は分からずに真似るのは大いにアリですが...
貴方のレンズが誰かのレンズと全く同じものでも、厳密には一つ一つ違うし、カメラ、光量、時間、場所、貴方の身長、性格など、どれを取っても全く同じものなどないのが写真の醍醐味。撮りに撮りまくってどんな時も「自分軸」を持つべきだと私は思っています。
ではまた!
follow me !!
#photoshoot #model #ポートレート #写真好きな人と繋がりたい #カメラマン #撮影
#スチール撮影 #ステージ撮影 #写真 #動画撮影 #動画 #ムービー #kumikoyamada